余命1ヶ月半
私には限界があります。私の救いは死ぬ事でした。
人は不平等です。生まれ持ったものも何もかも違います。動物たちにも言えます。けれどその全てにおいて平等なのが死ぬ事です。
どんなに辛くてもどんなに苦しくても「いつか死ぬから大丈夫」と言い聞かせてきました。そうやって無理やり生きた19年間でした。辛いことはどうでもいいに変換して辛いことに蓋をして積み重ねた結果病気になりました。何が苦しいのかもわからず苦しい状態が普通になったせいで苦しいのかどうかすらわからなくなりました。
次の誕生日までに再び大きな希死念慮という怪物に襲われたら私はもう身が保ちません。だから私は私に余命を定めました。
私の誕生日は来月の終わりです。そこまで頑張ってみようと思います。
私の寿命、余命を決めたのは私です。精神病で死ぬ人も少なくはないと思います。いつだって死と隣り合わせです。
最後に食べるケーキを楽しみにしています。